お酒を断つ! これが禁酒効果! 7つのメリット!
こんにちは。
熊本の禁酒カウンセラーの溝尻啓二です。
お酒をやめようと思うとき、私たちはついついお酒の悪い面や問題点ばかりを見てしまうことがあります。
お酒を飲まない理由や、飲酒の危険性ばかりを考えて「お酒の飲み過ぎは体に悪い」と、自分に言い聞かせたりしていませんか?
私がアルコール依存者だった頃、アルコールの悪い面を考えることで断酒しようとしていたことがあります。
禁酒や断酒を考えたことがある人で、そうやってやめようと思った人はたくさんいるのではないでしょうか。
一見すると合理的なアプローチですし、実際この禁酒方法を勧める人は多いと思います。
結果、私は何度もスリップ(再発)をしてしまいました………。
実は、このような方法では禁酒はどんどん難しくなっていきます。
肥満の危険があるからといって、食欲はなくなったりしますか?
なくならないですよね。むしろ、もっと食べたくなるかもしれません。
飲んではいけない理由を考えていたら『お酒』というものが頭から離れなくなってしまいます。
そうすると飲めない時は物足りなくて惨めな気持ちになって、飲んでしまったら「今度こそやめようと思ってたのに………」と自分を責めることになってしまいます。
このように精神力や意志の力で禁酒を一生続けていくのは至難の業です。
『後悔』や『恐怖』はお酒をやめるきっかけになりはしても、それを続けていく『モチベーション』には繋がらないからです。
飲酒の問題点ばかり見つめていては禁酒をすることは困難です。
問題点ばかりに集中してしまうと、問題そのものに囚われて、そこに解決策があると錯覚してしまいます。
もちろん、お酒のもたらす「悪影響」を知ることはとても大切です。
ですが、やはりどうせ断酒するのならワクワクした明るい気持ちでやめたいと思いませんか?
楽しいから続けられるし、メリットがあるから続けていくことができます。
そこで、今回はこちらの記事で紹介されていた、
元の英語の記事:What Happens To Your Body When You Quit Drinking Alcohol
「お酒をやめることで体に生じる7つ利点」を私の禁酒の実体験も入れて紹介したいと思います。
➀寝つきが良くなる
2015年にメルボルン大学のMelbourne School of Psychological Sciencesが発表したアルコール依存症に関する研究によると、アルコールは睡眠を妨害する性質を持つため、夜に目覚めたりイライラしてストレスを感じたりする原因になり、日中に眠気が続いてしまうことがあるとのこと。飲酒をストップすると夜間の睡眠の質が向上するため、目覚めが良くなり、一日をリフレッシュした気分で過ごせるようになることが科学的に証明されています。
寝酒は身体に悪いといわれています。
これは神経伝達物質と関係があるのですが、簡単に説明すると、飲まれたアルコールは胃腸から吸収され、血液に乗って脳に届きGABA(ギャバ)が放出されます。
ギャバは覚醒作用を持つ神経細胞の活動を抑え込みます。こうして眠気が生じ、催眠効果が発揮されます。
ですが、睡眠の後半になるとアルコールの血中濃度が急激に低下するリバウンドと呼ばれる現象が起きます。
就寝前まで飲んでいると深い眠りに入る前にアルコールが身体から抜けて、催眠効果が消失するだけでなく早朝覚醒してしまうので睡眠の質が下がることになるのです。
またよく言われている通り、飲酒を続けると「耐性」が出来ます。
寝酒を続けるうちに、せっかくの睡眠作用も徐々に弱くなってしまいます。
私も最初は寝酒をしていました。
もともとアルコールに弱かった私は缶ビール一杯で倒れるようにぐっすり………。
ですが寝酒を繰り返すうちに徐々に睡眠効果が弱くなってきました。
眠れないから寝酒を追加し、買い置きのお酒の切れていることに舌打ちして、台所を探し回り、それでも無いなら真夜中だろうがコンビニへお酒を買いに行ったりもしました。
なのにそこまでして飲んでも、朝まで眠れない、3時間後には目を覚ましてしまうのです。
起きても気怠く、頭が重い………。熟睡感に乏しく常に睡眠不足のような状態でした。その影響なのでしょうか、お酒を飲んでいたときの私の体重は40キロ前後でした。
ですが、私もお酒をやめてからは眠りの質が確かに上がっているように感じます。こけていた頬も回復し、体重も学生の頃と同じにまで回復ました。
でも、適度な晩酌は身体によいとも言われています。晩酌は就寝の3~4時間前に終える「節度ある適度な」アルコールならば、睡眠前半の深い睡眠を増加させ、ぐっすり感をもたらします。
アルコールの量も「1日あたり純アルコールに換算して約20グラム程度」なら大丈夫と、厚生労働省が目安を出しています。
ビールなら(中瓶1本500ml)………20g
清酒なら(1合180ml)………22g
ウイスキー(ダブル60ml)………20g
焼酎(35度、1合180ml)………50g
ワイン(1杯120ml)………12g
これらを「たまに」やる程度なら、たとえば就寝時間に近くても心配はないそうです。
晩酌やお酒を楽しみたい方はこれらを参考にしてみることをお勧めします。
あくまで、節度ある適度な飲酒を目指してください。
寝酒を頻朝にしている方で、朝から
「頭が重い………」
「疲れが取れない………」
「眠った気がしない………」
と感じられるなら、いっそ寝酒をやめてしまうのもいいかもしれません。
なぜなら、寝ている間も体の中では肝臓がフル活動している状態なので体がしっかり休まる時間がないので、疲れもとれないからです。
お酒に頼った睡眠をやめることで、睡眠前半の深い睡眠の質を増加させ、ぐっすり感がもたらされます。
またお酒に頼らない睡眠は二日酔いや頭痛もなく、熟睡した後の目覚めは健やかで気持ちが良いです。
➁がんになるリスクが減少する
アルコールの飲み過ぎが肝臓に悪影響を及ぼすことは周知の事実ですが、アメリカ国立がん研究所によると、乳がん・頭頸部がん・食道がん・大腸がんを引き起こす可能性もあるとのこと。日常的にお酒を飲む人は、断酒するだけで肝臓がんを含む5つのがんリスクを遠ざけることができるわけです。
実は食事を分解し、エネルギーとして吸収するとき、内臓に負担がかかっているのを知っていますか?
飲酒したアルコールを分解する場合、代謝や排泄で多くの栄養を消費し、さらに身体に大きな負担を強いることになります。
アルコールは分解されると、毒性の強い、
「アセトアルデヒド」になります。
この有害物質の毒性はアルコールの10倍以上と非常に強く、発がん物質・細胞の変異原性とされています。
また、二日酔いは、このアセトアルデヒドが体内に溜まることで起こります。
この毒物が身体にたまり、血液に乗って全身に流れることで頭痛や吐き気といった不快な症状が引き起こされるのです。
この毒性の強い有害物質を体内に溜めないだけで、つまりお酒をやめるだけでガンになるリスクが減るわけです。
ガンだけではありません。断酒は「肝硬変」や「鬱」の予防にもなります。
なぜならアセトアルデヒドの分解には「ナイアシン」が必要で、ナイアシンは「セロトニン」の合成時に必要と言われています。
飲酒によりナイアシンが大量に消費されるとセロトニンがつくれず、鬱の原因になるのです。肝硬変は言わずもがなですよね。
つまり、お酒を1つやめるだけで、ガンだけでなく肝硬変や鬱の予防につながるメリットがあるわけです。
お金を払ってお酒を飲んで、さらに病気を発病して高額な医療費を払う………
あれ、お酒を飲むメリットってなんなのでしょう? あぁ………お国の国庫は潤うかもしれませんね(辛口)。
➂節約になる
1本1000円のワインのボトルを買う代わりに、数百円で買える水や炭酸水にすればお金の節約になるのは明らか。バーでお酒を飲めば1杯のカクテルで500円以上かかり、場合によってはグラス1杯の炭酸水で数百円を支払うことになります。
これは断酒して真っ先に、そして非常に実感できたことでした。
1日1本缶ビールを毎日飲んだとして、月に約1万円です。断酒すれば年に12万円も節約できることになります。
これはあくまで1日1本と仮定して計算した場合で、実際にはおつまみ代がかかりますし、1本では足りないことが多いと思います。
外に飲みに行けばタクシー代などの交通費、ウコンなどの栄養ドリンク代、〆のラーメン代などもかかりますので、実際にはもっとお酒代はかかっていることになります。
仮に20歳~80歳前後まで飲酒したとして、1500万~2000万円ものお金がかかっているという統計のデーターもあるほどです。
私の場合はアルコール依存者だったということもあり、ひと月のお酒代は約40000円ほどでした。安く見積もっても、お酒関連のお金だけで年間約50万円使っていた計算です。
勿論、私ほど飲んでいない人は世の中に沢山いると思います。逆にもっと飲んでいる人もいると思います。
お酒を飲むのを悪い事だと言うつもりはありません。ただ、事実としてお酒をやめるとメリットがあるというのをお伝えしたいのです。
私の場合、禁酒して
5年目ですので、約250万円近く節約できている計算です。
お金の節約になるというのは、生活に直結し、目に見えて実感できる嬉しい効果です。
お酒を飲んでいる人は、少なからずお酒に自分の人生の割合を取られているものです。
でも、お酒をやめれば、そうした節約したお金で、お酒をやめたご褒美に、何かを自分にプレゼントしてあげることもできますよね。
禁酒で浮いたお金は、確実に自分に使える自由お金になります。
そのお金で旅行に行くのもいいですし、趣味に投資したり、何か習い事をするのもいいと思います。
きっと今よりもっと人生が豊かになります。
➃食べ過ぎなくなる
National Institute on Alcohol Abuse and Alcoholism(アルコール乱用・アルコール依存に関する国立研究所)の調べでは、適度な飲酒量を守っていても、お酒を飲んでいる間はお酒を飲まない人より食べる量が多くなることがわかっています
胃腸はアルコールと直接に接するため、通常の食事と同じように粘膜を刺激し、消化を助ける胃酸の分泌や小腸のぜん運動を促進する効果があります。
しかし液状のアルコールは消化する必要がありません。胃酸の増加による胃の負担を軽減するために、脳は消化に必要な食べ物を送り込むように食欲という形で指令を出します。
これがお酒を飲むと食欲が増加する要因のひとつです。
また、食べ過ぎの原因になるのが、私は〆のラーメンだと思います。
皆さんはお酒を飲んだあと、無性にラーメンが食べたくなることはありませんか。私はもともとラーメン大好きです。
でもなぜ、飲んだ後のラーメンはあんなに美味しく感じるのでしょう?
それは、利尿による塩分の低下が原因です。
お酒は単純に水分です。お酒はカロリーは高くても水分と同じ扱いですので、飲んでいると利尿作用が働きます。
そのとき、体内の塩分も一緒に排泄されるので、自然と身体が塩分不足になってしまうのです。
なのでお酒を飲み続けていると、だんだんしょっぱいものが欲しい感じられるようになってきて、ラーメンなどを美味しくぺろりと食べてしまうわけです。
ただ、アルコール自体が高カロリーなうえ、食欲促進効果で、飲んでいる間にもついつい色々なものを食べがち。
そこにラーメンも食べるとなると、ポッコリお腹の原因になるのも頷けるというモノ。
つまりお酒を飲むだけで摂取カロリーは自然に増加してしまうわけです。
お酒を断つことで、食べ過ぎによる胸焼けや胃もたれが無くなるので気分も良いし、無用なカロリーを摂ることも減るのでダイエット効果にもなります。
➄ダイエットになる
4番の「お酒を飲むと食べ過ぎてしまう」ということは、お酒を飲まなければ自然と食べる量が適量になるということ。ピザなどのジャンクな食べ物はお酒のいいお供になりますが、食べ物のデータベースサイト「MyFitnessPal」によると、冷凍マルガリータには1枚あたり300kcal、および糖分が23g含まれています。また、カクテルの種類によっては食事と同レベルのカロリーを含むことがあるため、お酒飲まなければ不要なカロリーをカットすることができます。
上記の「食べ過ぎなくなる」記事と関連することになると思いますが、無用なカロリー摂取が控えられたら、その分ダイエットに繋がるということです。
また、お酒を飲んだ後に食べたくなるラーメンには、アセトアルデヒドの分解に必要な栄養素だけではなく、過剰な脂質や塩分も含まれています。
私の場合、お酒をやめてから体重が増えてしまいましたが………。
でも、飲酒してた頃は40キロ前後だったのが、45キロ前後になったので、これは健康になっているのではと解釈しています。
お酒を飲んでいた頃は常にお腹の調子が悪く、健康診断でも「痩せすぎ注意」となっていましたから、学生時代の体重に戻ってきたということは良い変化だと思います。
普通に考えても、高カロリーなお酒に、おつまみ、更に〆のラーメンを食べなくなるだけでもダイエット効果になるというのは非常に納得できます。
ダイエットを考えていて、お酒を飲んでいる方は禁酒してみると更に痩せやすくなるかもしれません。
➅肌がきれいになる
Vogueはアルコールを飲むと脱水と炎症を引き起こし、肌に深刻なダメージを与えることについて説明しています。お酒をやめることは肌にみずみずしさを与えるだけではなく、壊れた血管が減少することで肌の色も良くなるそうです。また、同年齢で20年以上飲酒している人とそうでない人は10歳以上の年の差があるように見えることもあり、お酒を飲まなければ老化の速度を抑えることも可能です。
調べてみると、皮膚は肝臓の鏡と言われているそうです。
お酒の飲み過ぎなどにより肝臓の状態が悪くなると、解毒作用や代謝機能が低下し、有害物質を処理できなくなり、肌のつやが悪くなったり、アレルギーなどの皮膚症状が出やすくなるようです。
摂取したアルコールは肝臓で分解されるのはご存知だと思います。
この肝臓で分解されるときに「がんになるリスクが減る」の記事でも出てきた有害物質「アセトアルデヒド」が発生するのですが、なんとこの物質は、
発がん物質・細胞の変異原性であるだけではなく、細胞の老化の原因になる「活性酸素」や肌の弾力を奪い固くしてしまう「AGE」という物質を体の中で作ってしまうのだそうです。
また、アルコールには利尿作用があるので、お酒を飲み過ぎると体内に水分が行きわたらずに乾燥肌の原因にもなります。
私はもともとアトピー性皮膚炎でしたが、お酒をやめてからなぜか前よりお肌の調子がいいなと思っていたのですが、こういうことだったわけですね。
お酒をやめてからというもの皮膚科へいく回数が減りました。
乾燥する時期は肌がカサカサになり、酷いときは粉を吹くような状態になっていましたが、お酒をやめてからというものその症状が改善されています。
これもアルコールをやめた恩恵のひとつだった様です。
断酒をすると有害物質である「アセトアルデヒド」の発生が抑えられるばかりか、ガンになるリスクが減り、節約でお金に余裕ができて、睡眠の質が上がることで、細胞の生まれ変わりも早くなり、肌もきれいになるわけです。
お酒をやめるというのは、自分が思っている以上に様々な恩恵を私たちに与えてくれるようです。
➆胃酸の逆流が減る
アメリカ国立医学図書館の発表によると、アルコールは胃と食道の筋肉を弛緩させ、胃酸の逆流を起こしやすくなることがあり、「胃食道逆流症(GERD)」の発症リスクになる可能性があるとのこと。もし胸焼けなどの症状が長く続いているのなら、アルコールを少なくしてみると改善するかもしれません。
胃酸の逆流が減るというのは、実感できませんでしたが、お酒やめてからは胸焼けの症状は改善されました。
断酒する前は、とくに酷い状態の時は、お酒が残ったまま仕事に行くわけにはいかないと考えて、
少しでもアルコールを分解する為に無理やり食べ物を詰め込んで暴食していましたので、いつも『胸焼け』で気持ちが悪かったのです。
当然、胃腸の調子も悪くなり、恥ずかしいことに口臭もきつくなっていました。
口臭の原因は、実は口の中だけではなく、胃腸の調子も関係があると言われているのはご存知ですか?
アルコールをやめて、暴飲暴食しなくなった結果として、胃腸の調子が良くなり口臭が改善されたのは嬉しいですね。
「お酒を飲むのをやめると体に生じる7つの利点」のまとめ部分
このようにお酒を飲まないことでさまざまな利点が得られるわけですが、継続的に飲酒を続けていた人は、禁酒後の数日間に体の震え、不眠、不安感、ゆううつ、発汗などのさまざまな離脱症状に悩まされる可能性があります。しかし、1週間後には禁酒による利点を体で感じられるようになるとのことです。
「お酒を飲むのをやめると体に生じる7つの利点」は最後にこの言葉で締めくくられていて、お酒の「離脱症状」についても書かれています。
離脱症状には飲むのをやめてから数時間後に起きる「早期離脱症状」と、お酒をやめてから2~3日後に起きる「後期離脱症状」があります。
個人差や程度の強弱はありますが、定期的に飲酒をしている人は何らかの形で必ずこの離脱症状が起きています。
離脱症状とは急に減薬・休薬すると出現する精神的・肉体的症状で、不眠、発汗、動悸、震え、イライラ、不安などです。
重度の場合、意識障害や痙攣が出る場合もあります。
記事には1週間と書かれていますが、この禁断症状は人によっては一ヵ月から半年続く場合もあるとされています。
私の場合はひどい「不眠」に悩まされました。
こういう場合は、睡眠外来を利用するのも選択のひとつです。今では内科でも睡眠導入剤を処方してくれます。
最近の睡眠薬はきちんと服用を守れば、アルコールよりもはるかに安全です。
寝れないからといってお酒を飲んでいると、その依存性によりアルコール依存症になってしまう場合があります。
飲酒歴が長い人では依存症でなくても、イライラ、不安、軽い震え、飲みたくて落ち着かない、などの軽度の離脱症状が見られます。
そして、お酒を飲み続けるならば依存症になるリスクは常に覚悟していなくてはなりません。
なぜなら、「耐性」がつくので、同じ量では満足できなくなってゆくからです。
肝機能に異常が見つかるレベルになると、これは非常に危険です。
なぜなら「休肝日」を設けようにも、上記で述べた離脱症状が出てきて苦しむことになるからです。
不快な離脱症状から逃がれようとして更にお酒を飲むようになります。
そうすると、睡眠効果はおろか、ノンレム睡眠は大幅に減少し熟睡感が乏しくなります。
中途覚醒や早朝覚醒を繰り返すようになり、さらに酒量が増えるという悪循環に陥ってしまいます。
こうなると、自力で禁酒するのは難くなります。禁酒しても、長期の寝酒で睡眠構造が変化しているため、なかなか改善できません。
事態は更に深刻で、熟睡できないレム睡眠が急増し、ストレスと相まって悪夢を見ることになり、動機や不安を伴うパニックで飛び起きたりもします。
そのため不眠が苦痛で飲酒を再開してしまうことになります。
これが、アルコール依存症です。
なので、禁酒する中で不眠を感じたのならば、素直にお医者さんに相談して睡眠薬や睡眠導入剤の服用も検討してみて下さい。
私は断酒していく中で、なによりこの「不眠」が辛かったです。これさえ解消出来たら、飲酒欲求の解消は簡単でした。
重度の愛飲家の場合この「離脱症状」という問題がありますが、これはアルコールを飲まないから起きているのではなく、アルコールを飲んでいたから起こっている症状です。
これらが起きているということは、アルコールが抜けていっている・禁酒がうまくいっている・断酒ができている・その証拠のようなものです。
最後に怖い事ばかり書いてしまいましたが、もちろん、アルコールが体に及ぼす影響には大きな個人差があるのも事実です。
毎晩お酒飲んでるけど快適睡眠で健康診断も問題なしという幸運な方もいるでしょう。
ですが、禁酒を行うことで身体への負担が減り、より健康になるのは確実です。
そして、今回紹介したような様々なメリットがあります。
禁酒によるデメリットもあるかもしれません。ですがそれ以上に素晴らしいメリットがあります。